36thICEEⓇ2023開催報告

10月15日日曜日に、開催されましたICEEⓇ 36th の報告をさせていただきます。

SNS 上で、多くの方からICEEⓇを心から楽しんで多くの収穫があったことや、judgeの素晴らしさなどについて話題にしていただいたことを心から感謝致します。

また参加した方々からのアンケートでは、丁寧に様々な角度からのフィードバックをいただいて、運営側も安堵と共に、また襟を正して次のステップに向かう気持ちを新たにすることができました。

以下

ICEEⓇ36th の報告です。

今回は、東京板橋区立文化会館4階大会議室 東武東上線大山駅から徒歩5分の会場で開催致しました。

文化会館スタッフの方が既にこちらの希望通りのレイアウトをセッティングしてくださり、またベテランICEEⓇスタッフの適切な采配で、グループ間の距離も心地良い距離であったとフィードバックをいただきました。

完全に以前のような対面形式。

午前中のプログラムは、検定でありながら他の参加者のスピーチも聞けるというICEEならではの特典があり、また適度な緊張感も保っての滑り出し。

今回は、小学生の生徒さんを引率して自らも参加してくださった方もいて、その勇気と行動力の素晴らしさと共に、またその小学生たちが大人に混じって果敢に各セクションの課題に取り組む姿が、多くの人々に感動を与えてくれました。

ICEEⓇ

午前の部

Extemporaneous Speech

Definition Game

Listen-Think-Ask

Discussion

中でも今回新しくネイミングを変えて、質問する方にポイントを置いて評価するようになった第3セクションListen-Think-Ask、並びに全面対面ということで復活した第4セクションのDiscussion は、アンケートの結果も好評。

やはり人間同士が顔を突き合わせて、真剣に課題について語り合う場というのは、本当に素晴らしい空間と時間だということを、誰もが感じてくれたことでしょう。

ベテランの方々も混じって自然と皆さんで語る雰囲気が作れているところも、ICEEならでは。

ここまでは、全員参加。

皆さんがやり切った表情で、ランチタイムへと。

午後の部 進級者の発表の前に、恒例の? judgeのメンバーの1人であるゴスペルシンガーAndrewのパフォーマンス!

プロのシンガーのミニコンサート🎵

これを聞くだけでも参加費の元を取れた!とアンケートに書いてくださった方も。その通り!

動画をご覧ください

さて、午後の部

予定通り1時20分にスクリーン上のPowerPointに映し出された24名の進級者の受検番号

ここからがトーナメントです。

午後の部を見学される方々も会場に入ります。

午後の部

Impromptu Debate

松本スタイルの六角ディベートICEEバージョンを採用しています。

今回は予めサンプル動画を撮影。紘道館例会に参加された皆様のご協力を得て、流れと質疑応答、経験を語り、相手に尊敬を払ってまとめをするところなど、見ていただくことができました。

撮影にご協力してくださった皆さまに、改めて感謝致します。

動画をご覧ください

今回の論題は

Resolved: that the Japanese government should provide more incentive for Japanese students to continue to pursue their studies in Japan to prevent “brain drain “.

日本政府は、日本人学生が日本で研究を続けるインセンティブをもっと与え、「頭脳流出」を防ぐべきである。

異年齢、男女混合、バックグラウンドもさまざま、熱い戦いが繰り広げられました。

Negotiation

今回のケースは、広告会社のエグゼクティブ2人とそこで働くコピーライターとデザイナー、AI の進歩に伴い将来的に解雇の対象になりえる人材を代表する2人との交渉

お互いに納得が行く未来を構築できるかどうか?

さて、Negotiation に関してはさまざまなstrategyがありますが、やはり

American, business style のNegotiations に慣れているjudges からは、優れた英語スピーカー達と言えども物足りなさを感じて、そこで交渉を得意とするjudgeの1人が、コメントとデモンストレーションをしたいと主張。審査結果発表の待ち時間を使って、俄かにjudge2人による交渉の実演がありました。

確かに日本人からすると少しaggressiveに感じた方もいらしたようですが、それに関してはjudge達も実はさまざまな意見があります。

もちろん目的はwin-winに持ち込むこと。

そしてできれば、社会も含めて松本道弘先生がよくおっしゃていたwin-win-win の関係を作ること。それに間違いない。

しかしながら、後日行ったjudgeとのミーティングでも話題になりましたが、1番大切なのは、自分の立場を貫く強い自信のある態度。この揺るぎない態度を見せながらも相手の主張を受けとり、懐深く上手く相手を自ずから納得できるように持っていく交渉術、これが望まれる。

つまりやはり、弱腰に見えるような譲歩が見えるとよくない。ということ。

これは、なかなか謙譲の美徳とは相容れないところですね。

でもそこがPoint。

そして、何よりcriticize ではなく、criticalであること、よりデータなどを踏まえた分析をすること、Analytical techniques も必要とされること。

交渉に関して、さらに学びを深める機会となりました。

judgeに質問をしてくださった方や、懇親会でも意見を交換してくださった方々、ありがとうございました。

さて次なるセクションは、

Super Translation

日本語の引用文の翻訳と、そこから想起するストーリーテリングに挑戦。

今回は、ICEEⓇ創始者である故松本道弘先生の『武士道と英語道』より引用

judgeも各グループ4名ずつ、特に日本語が流暢なメンバーが評価していました。

ここでもjudge曰く、speech と、storytelling は、違う。

Storytelling は、anecdote つまり逸話であり、それなりのplotがあり言葉の芸術のような、聴衆に感動を呼び起こすような話し方と内容があるべき。

こちらもまた奥が深い。

このセクションに上がった6名の中で、さらに選ばれて次のセクションに進んだfinalistのお2人は!

⭐️ハウ文恵さんと安河内哲也さんでした。

最後の

Journalistic Interview

今回のメインイベントとも言うべきこのセクション

ゲストの吉田研作先生は、英語教育に関わる方であれば恐らく誰もが知る、公益財団法人日本英語検定協会会長、並びに上智大学名誉教授でいらっしゃいます。

アンケートからも、お二人の質問に真摯にお答えになった先生のお姿に、多くの方々が感動されたこと。また師弟愛が見え隠れする対談となった安河内哲也さんのインタビューも、英語講師を代表して、わかりやすく現代の英語教育の問題点を浮き彫りにして、果敢に質問を進めたEmmy先生こと、ハウ文恵さんのインタビューも。

どちらも素晴らしかったと、皆さんが認めてくださっていることが、わかりました。

吉田研作先生も、ICEEⓇの価値をしっかり認めてくださって、心から楽しんでいたたき、イベント後のパーティにも参加をしてくださいました!

松本道弘先生の生前にこの機会を持ちたかったとのお言葉に、こちらも感慨ひとしおで、胸がいっぱいになりました。

そして、結果は⭐️

Grand Champion🏆

ハウ文恵さん

Runner up🎖️

安河内哲也さん

改めて、心からおめでとうございます。

もう一つ、皆さま

ここで、発表です。

この度ICEE運営委員会 は、正式に一般社団法人ICEE 協会 ICEE society として登記を完了しました。

作り始めたホームページはこちら

まだ立ち上がったばかり、ほやほやの協会ですが、法人となったことで、より皆さまの信頼を得て、次のステップへと進んで行きたいと思っております。

この先のことは、また追ってご報告させて、いたたきます。

進化するICEEⓇ、並びに紘道館を今後とも、どうぞご支援、ご協力お願いいたします。

ICEE society

ICEE 運営委員会

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