10月13日日曜日に開催されたICEE 2024の報告です。
ご参加の皆さま、そして今回参加が叶わなかったけれど、応援をしてくださった方々へ
今年も無事に盛会裡に開催できましたことを心から御礼申し上げます。
この1週間余り
皆さまがFacebookにあげてくださったさまざまな投稿に溢れていた称賛や歓喜のお言葉、イベント後の懇親会の場などでの交流の様子など。
笑顔いっぱいのお写真の数々!
多くの方々の熱い声援を感じることができて、主催者側として大変嬉しく有り難く思っております。
さて
当日を振り返って
皆さまから挙げられた感想やご質問などに少しくお答えする形で、報告文をしたためさせていただきます。
午前の部
Extemporaneous Speech
Definition Game
Listen-Think-Ask
Discussion
今回1番ご意見が多かったのは、第2セクションのDefinition Game の語彙についてでした。
今回は、確かに所謂Neologism 造語
のような例えば、netiquette のようなものやICT関係でよく見られる単語や、native speaker がよく使う比喩的な表現を含むものなど、一般的に学校で学ばないような語彙も来年に比べて多く含まれていました。
そこで皆さんから、「難しかった!」「わからない単語が多くあって、うまく説明できなかった。」などと言う感想も聞かれました。
ICEE は、常に新しい挑戦を時代に合わせた感じで試しています!
恐らく皆様も、少し前までは紙の辞書で調べていた語句を今は、生成AIを使って調べていたりしませんか?
時代の流れで、さまざまな造語が飛び交ったりしていて、松本道弘先生も『TIME』などで新しい表現があるとすぐに使っていらっしゃいました!笑
と言うわけで今回扱った語彙について、さまざまな感想がありましたが、持ち帰ってまた、どんな場面で使われているかなど、是非調べてみてください。
来年もまたそうした語彙が入るかどうかは、わかりません。
同様に、今回は第1セクションの
Extemporaneous Speech の項目に1項目ずつ、日本語由来の言葉をイタリック体で示して入れました。
いかがでしたか?選んだ方の具体的な感想をお聞きしたいです。
第3セクションの
Listen-Think -Ask
は、気持ちよく話せた方々が多かったとのこと、これが最初のセクションならよかったと言う感想もありましたが、ICEE は、『ボレロ』の曲のように段々盛り上がるようにできていることで、ご自分の在り方の探究ができるようになっています。
今回、毎回質問を変えるようにしたので、内容が重複しなくていろいろな話題に触れることができたのではないでしょうか?
第4セクション
Discussion では、『日本の伝統、習慣で外国人に体験してほしいこと』がトピックでしたが、既に外国人もそうした知識を持って日本に来るので、話し合う意味があるのか?と問われた方がありましたが、改めて日本人として生きる私たち、それぞれが考えることをシェアすることが意味があるのではないか?と言う意図がありました。
午後の部
Impromptu Debate
今回の論題は
Resolved: that firm measures should be taken to reduce the number of inbound tourists to Japan.
(Value debate )
最近のインパウンドの旅行客の増加によるさまざまな問題をどう扱うか?
さて、ここで六角ディベートについて少し解説を致します。
今回運営側のセッティングミスで、サンプルビデオの録音の再生に不手際がありました。お聞き苦しく、大変申し訳ありませんでした🙇♀️
『六角ディベート』は、試験要項にも詳しく述べましたが、松本道弘先生が考案した論理だけではなく情理を重んじたチームディベートです。
それぞれにあらかじめ決められた役割があるところが特徴ですが、やはりこれが、正直なかなか簡単なことではないですね。
まず口火を切る立論の発表者は、以下の点に注意しなければなりません。
1、論題の言葉の定義が必要(肯定側は、この論題を選んだ側として責任を持って論題の言葉の定義をする必要があります。)
2、土台(哲学と言える核になる考え)を提示し、それに則った3本の理由の柱を立てます。(否定側は肯定側の立論に反論を加える形の立論か、もしくは強い反対の哲学を立てて3つの理由を述べる必要があります。)
3、最後まで肯定側否定側の立論を貫く姿勢を、チームメンバーに共有する責任を担います。
こう書くと、とても難しそうですが、これを短い時間でまとめ、スピーチはほとんど即興で組み立てなければなりません。
今回も立論を担当した方々のスピーチは、どれも素晴らしいスピーチでした。しかしながらこの言葉の定義や哲学が明確でないと、なかなか次へ通過しないと言うことがあります。
次の質問を担当するスピーカーは、質問に徹しなければならず、立論者はそれに応える必要があります。相手が長く応えるようなら、「わかりました!」と次の質問に切り替えることなど、切り替えが必要で、自分の意見を述べてはいけないことも大切な点です。
反駁1のスピーカーは、論題と自分の立つ側に見合った自分の経験を語ります。ここは熱く、We(私たち)ではなくて、唯一 I (私〕で語れるスピーカーです。
反駁2のスピーカーはまとめのスピーカーで、相手から学んだ点を明確にし、相手に敬意を払ってから、自分たちの側の主張をすることが大切。
他のディベートのように、エビデンスで、相手の主張を覆えすことを目的にしたスピーチとは、異なります。
以上
このディベートは、挑戦すればするほど奥が深いディベートになるので、本来はバイリンガルで、毎月第1週の日曜日にオンラインで開催している紘道館月例会で学ぶ機会があります。
興味のある方は是非ご参加ください。
さて、午後の二つ目のセクションは、Negotiation
今回から、参加者が一対一で繰り広げるone on one の交渉となりました。チーフjudgeのDavid が言った通り、皆さんが最初のtrialに挑戦してくださったわけですが。
今までのペアでの交渉より、一人一人の主張がよりクリアになり、やりやすかったと言う声、またjudgeたちからも評価しやすかったとの声がありました。
1人1人のロールや立場が具体的に示されたカードが配られて、少し細かく示され過ぎではないか?との声もありました。ビジネスの交渉の経験のない人たちには難しいのではないか?との声も。
しかし、実際に勝ち上がった人たちは、むしろ経験のない方々が多かったと言う結果があり。
交渉のプレセミナーが、とてもよかったと言ってくださる方もありました。
私たち運営側も、このNegotiation については、より学びを深め、セミナーなどに繋げることも考えようと思っています。
そして次のセクションは、残った6名が挑戦する
Super Translation
今回あげた引用文は、
まずオーソドックスなものから一つ
夏目漱石の『こころ』からと
もう一つは、最近の新しい作家で、台湾人の李琴峰(り ことみ〕さんの作品から。
群像新人賞優秀作品賞の『独り舞』また21年の芥川賞を取った
『彼岸花の咲く島』など、興味のある方は、読んでみてください。
昨年は創始者松本道弘先生のご著書からの引用でしたが、今年は別のものから引用致しました。
これについても、こちらもいろいろと挑戦しております。二つのグループで別の引用文を扱うことについても、賛否両論おありだと思いますが、与えられた文章を翻訳して、そこから想起するストーリーを展開すること!それはとてもクリエイティブでエクサイティングな経験ですね。
見ている方々も楽しんでいただけたのでは、ないでしょうか?
さあ、最後のセクション
Journalistic Interview
知る人ぞ知る英語界のプリンス?
イッチー先生こと、植田一三先生が今年のインタビュイーでした。
松本道弘先生の古いお弟子さんであるだけあって、多くの皆さんが、松本道弘先生の『英語道』の魂が降りて来たような感じを受けたのではないでしょうか?
finalistのお二人は流石に、落ち着いて、うまく相手の言いたいことを引き出されていましたね。
インタビューは、ゲストが主役!
その立場を貫いた方が、チャンピオンになりました。
パフォーマンスとしてはお二人の違いがまた、見る人を大いに楽しませてくれましたね。
と言うわけで
今回の
ICEE 2024
🏆
Grand Champion
笠井照彦さん
Runner Up
西山哲郎さん
改めて
おめでとうございます🎵🎈
また、多くの方々がアンケートにお応えくださりありがとうございました。中に、会場や懇親会について一部クレームをいただきました。真摯に受け止めます。
懇親会につきましては、ゲストの先生やjudgeの方々をご招待して皆様との交流の場として設定させていただいております。ご理解していただければ幸いです。
松本道弘先生の最も愛した『直会なおらい』学びの後の、人と人との交流が大切💓
ICEEは、採算を度外視してスタッフは無償で運営しております。
毎年この日を最高に楽しんで、また次の一年、日々皆さまが精進して生きて行かれるその糧としていただくことが、私たちスタッフの喜びです。
改めてアイシーをこよなく愛する皆さまのご協力ご声援に感謝して、筆を置きます。
ICEE 運営委員会
チーフディレクター
瀬倉祥子
2024.10.22
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